当船が行う釣り方は表層付近の魚を狙う関係で、海水のニゴリの濃さで釣果が左右されます。

ご予約を頂いたお客様には、「事前打ち合わせ・最終打ち合わせ」を行い、当日予想できる釣果を報告しております。
 
状況が悪ければキャンセル(手数料不要)も可能ですので、ご予約された事を後悔されることはありません。


目次
 1.海水のニゴリについて
 2.風について
 3.潮位について




1.海水のニゴリについて

船からの落し込み釣りの場合、海水のニゴリの濃さで釣果が左右され、ニゴリが濃い場合は「良い条件」、薄い場合は「悪い条件」となります。

シーバス狙い(エサ釣り)の時は、ニゴリの濃さがある程度薄い条件でも釣れますが、黒鯛は全く釣れなくなりますので注意が必要です。

但し、シーバス狙いの場合、ルアーを使うとニゴリの薄い条件でもある程度の釣果を得る事ができます。
今まで仕事として漁をする時は、このニゴリの濃度を確認し、ルアーで狙うかエサで狙うかを決めていました。

また、ニゴリの色は2種類あり、色が茶色いプランクトンの色であれば問題はないのですが、『雨ニゴリの白』の場合は黒鯛の釣果が極端に悪くなります。
例えば、黒鯛が普段8匹前後釣れると考えた場合、雨ニゴリが入ると0〜2匹程度になります。


【黒鯛を狙った場合】
☆最高の条件
 ニゴリの良い条件では、水面から1〜3cm下の状態までしか見えません。
 この様に、水面下の状態が殆ど見えない状態が最高の条件となります。
☆普通の条件
 10cm下が薄っすらと見える条件で、この濃度のニゴリ具合が比較的多く、ごく普通の条件となります。
 最高条件に比べ1,2割程度、釣果が悪くなります。
☆やや悪い条件
 50cm下が薄っすらと見える条件で、良い条件に比べ2,3割釣果が悪くなります。
 但し、運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができます。
☆悪い条件
 1m下まで薄っすらと見える条件で、釣れたとしても2〜7匹と釣果が悪くなります。
 但し、運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができますので、考え方を変えれば、黒鯛の習性を学ぶには最高の条件となります。
☆最悪な条件
 3m下まで見える条件で、人間の姿が丸見えとなる関係で9割5分釣れません。
☆絶望的な条件
 5m以上下まで見える条件で、魚に人間の姿・ハリ・ハリスなど仕掛けまで見切られますのでボーズになる可能性が高くなります。


【シーバスを狙った場合】
☆ニゴリが良い場合
 少なくて20匹/普通で30〜40匹/食いが良い状態で40〜70匹
☆ニゴリが薄い場合
 5〜15匹と、かなり釣果が悪くなりますので注意が必要です
☆10cm下が薄っすらと見える条件 ⇒ 良い条件と変わりません
☆50cm下が薄っすらと見える条件 ⇒ 良い条件に比べ1,2割釣果が悪くなります 
☆1m下まで薄っすらと見える条件  ⇒ 良い条件に比べ6,7割釣果が悪くなります
☆3mまで見える条件 ⇒ 9割5分釣れません

 ニゴリの問題で釣果が左右するのには理由があります。
 私の行なう船からの落とし込み釣りは、表層をを狙う釣り方の為、ニゴリが無いと全く釣れません。

 狙う場所によってはニゴリが無い条件でも釣れる可能性はありますが、釣果を左右するのは運しだいとなります。

 黒鯛は特にこのニゴリの濃さに釣果が左右される魚で、前日良い釣りをしたとしても、風向きの関係でニゴリが若干薄くなっただけで全く釣れない条件に変わってしまうことが多々あります。

 暖かい季節に発生する茶色いニゴリはの正体はプランクトンです。(NHKの番組で知った)
 ニゴリの発生要因は、太陽光による光合成で、良い天候が続くと水面付近で茶色い色をしたプランクトンが増殖するそうです。

○ニゴリは表層付近を漂い、風の影響でアチコチに流されていきます。
○ニゴリは表層の1mmぐらいの幅から、水深1.5mぐらいまでの幅まで様々です。
○ニゴリの部分の海水温は高く、その下の海水は冷たく感じるほどハッキリした水温の違いがあります。
○NHKの番組では、水深5m以上の深い場所までニゴリが広がるらしい。

 このプランクトンのニゴリが、どのような形で魚の活性を上げる役目を果たしているのか未だに良くわかっていません。
 私の考えとしては、ニゴリのカーテンが魚・カニ・エビなどの食生活を支える大きな役割を果たしているのだと思います。

 また、シーバス・黒鯛共に、とても視力が良い魚だと思っておりますので、『人間の姿・ハリ・ハリス・不自然なエサの動き』などに警戒し釣れなくなるのだと思います。


 釣り仲間の間でも、魚の活性を上げる要因は下記のどれかだろうと話している程度で、正確な事はわかりません。

@プランクトン(ニゴリ)のカーテンが人間の姿を隠すので魚の警戒心が薄れる? 
 私はこの関係が1番の要因だと思っています。
 ニゴリが薄い時感じるのですが、シーバス・黒鯛はとても目が良く、10m以上離れている船の上にいる私達の姿をを発見し逃げます。

Aプランクトン(ニゴリ)は、魚のゴハンだから元気がでる?

Bプランクトン(ニゴリ)による水温上昇が魚の活性を上げる?

Cプランクトン(ニゴリ)による水温上昇が小魚・カニ・エビの活性を上げる?
 活性が上がるので、シーバスや黒鯛が捕食しやすくなる? 

Dプランクトン(ニゴリ)のカーテンが、小魚・カニ・エビなどの警戒心を薄れさせ活発に行動するようになる。

 この件は、ニゴリが濃くなると水面付近を泳ぐ小魚とエビの数が極端に増えるので、ニゴリがこの小魚とエビの活性を上げる要因があるのは確かです。

 また、この時表層付近ではカタクチイワシ・サッパが口をパクパクしながら群れで行動する姿を目撃しますので、プランクトンは美味しいゴハンなのだと感じます。

 しかし、この活性を上げる要因が、プランクトンと言うゴハンの関係なのか、水温上昇によるものなのか、ニゴリのカーテンによる警戒心の関係なのかわかりません。

Eプランクトン(ニゴリ)のカーテンが、カニ・エビ・小魚などの獲物を捕食しやすい条件を作る?

 シーバスや黒鯛の姿をニゴリのカーテンが隠すので、エサとなるカニやエビの近くへ接近しても、相手に気づかれにくいので捕食しやすい条件を作っているのではなか?


☆黒鯛の捕食行動を考えた場合、ニゴリのカーテンが有ると、好物のカニやエビを捕食しやすいのだと思うのです。
 特にカニは警戒心ビンビンの生物ですので、黒鯛やシーバスが接近した段階でカラス貝の隙間に隠れてしまうと思うので、スミスミの条件では捕食するのに苦労すのではないでしょうか?

 なので、海水のニゴリが良い時は表層付近で捕食行動が活発になるのかも?
 だから、釣りやすい?


☆シーバスに付いても同様に、海のニゴリがシーバス自信の姿を見えにくくする働きがあるので、小魚・カニ・エビなどを捕食する行動が『楽になるのではないか?』と思います。

 また、ニゴリがあると、エサとなる小魚が茶色いプランクトンを食べるために表層付近に浮いてきますので、当船の行う表層狙いの釣り方で良く釣れるようになるのだと思います。

 逆に、ニゴリが無いスミスミの海だと、自分の姿を隠すカーテン(ニゴリ)が無い関係で、獲物を捕食しずらくなるのだと思うのです。 
 捕食しずらい ⇒ 獲物に接近した段階で気付かれるので逃げられる。

Fプランクトン(ニゴリ)のカーテンが、ハリ・ハリス・ミチイトなどの存在を隠すので魚の警戒心が薄れる?

 シーバス・黒鯛共に、ニゴリの薄い条件では、ハリ・ハリスを見極める視力を持っている為、エサに近づいた魚は不自然な動きのエサをチェックし、しばらくこのエサを見つめています。

 「このエサは危険!」と感じた時の魚の行動は、Uターンして逃げていったり、エサ付きのハリの横を避けて泳ぎ去ったり、ハリスの横を大回りして避けながら泳ぎ去る行動を取ります。

 この時、賢い黒鯛は、不自然なエサに口に含んだ海水を吹きかけるヤカラもおりますので、その行動を見ているとメチャクチャ腹が立ちます。(^o^)
 で、「ダマサレテタマルカ!」との声が聞こえてきます。ハッハッハァ・・・

 「ヤハリ人間のワナに気づいている!」との印象を得られる行動を取りますので、シーバス・黒鯛はとても賢く視力の良い魚だと私は思っております。

*考え方は他にも色々ありますが、どれが正しい回答なのかわかりません。


【雨ニゴリの問題】
 ニゴリの色は、プランクトンの茶色以外に雨ニゴリの白(真水)があり、シーバスと黒鯛とで釣果に違いがあります。

 雨ニゴリに白は真水&ドロ水が表層に浮いている状態です。
 科学の実験で海水と真水の比重を比較した場合、真水は海水より軽いので、海水の表面に浮くそうです。

 で、ホントかな〜と思い、なんどか口に含んでみましたが、確かに水深により塩分の濃さが違っていました。(^o^)

 ちなみに漁師の話しでは、川のニゴリ(真水)は表層を流れる以外に、海底を流れる流れもあるそうで、この真水が大量に海底に流れ出すと、スズキやプランクトンが死滅するそうで、この事を『海底の青潮』と呼ぶそうです。


☆黒鯛
 雨ニゴリの白の場合、釣果が3〜6割悪くなります。

☆シーバス
 どちらの色も差ほど差は出ませんが、雨ニゴリは大釣りのある可能性を秘めていますので多いに期待できます。

 但し、白ニゴリが入った当初は釣果に恵まれますが、日に日にニゴリが薄くなると、釣れない状況に変化します。

 釣れなくなる原因は、ニゴリの濃さと水温の関係です。
 白ニゴリが入った当初は、表層部分に真水&泥水が浮いている状態なのですが、この泥水が日に日に海水と混じり、ニゴリが薄くなるのと同時に水温が下がるのが釣れなくなる要因だと私は思います。




【ニゴリが発生しやすい要因 東京湾編】 *この文章は、「ルアー編 釣れる条件・釣れない条件」と同じ文章を記載しています。

 ニゴリは、晴天の天候が続くと発生しやすくなりますが、発生するメカニズムは風向きの問題が大きく変わっているように感じます。

 昔、私の師匠から聞いた話しでは、天候の良い日の風向きである、「北日中南の風」が4,5日吹くと、良い感じでニゴリが発生すると教わりますした。


◆ニゴリの発生しやすい季節は、3月から10月中旬までの期間
☆2月〜3月中旬 ⇒>海水温が徐々に上昇する季節。 スミスミの状態から薄いニゴリへ変化
☆3月〜4月中旬 ⇒海水温が徐々に上昇する季節。 薄ニゴリからヤヤニゴリへ変化
☆4月中旬〜5月中旬 ⇒マアマアのニゴリへ変化
☆5月中旬〜9月末 ⇒良いニゴリが発生する季節
☆9月末〜10月中旬 ⇒良いニゴリが徐々に薄くなる
☆10月中旬以降 ⇒日に日にニゴリが薄くなりエサ釣りで狙える季節が終わる
◆発生したニゴリが消える要因は3通りあります。
☆北風(陸方向からの風向き)の吹きっぱなし
☆南風(海方向からの風向き)の吹きっぱなし
☆雨による海水温低下&川からの出水による影響

 以上の内容はH12年までは正しい回答でしたが、釣り船の仕事をはじめたH13年から、思い通りの条件でニゴリが発生しなくなってしましました。
 なぜ発生する条件が変わったのか考えた場合、湾内に吹く風向きの問題がある様に感じます。


 通常、「北日中南の風」の予報の時は、早朝は北風(陸方向からの風向き)が吹き、昼頃から南風(海方向からの風向き)に変わる風向きです。
 また、深夜0時〜2時頃、無風に変わり、再び北風に変わります。

 ところが、近年この風向きが少なくなり、南風が吹き続ける現象が多くなってきました。
 気象庁の予報では「北日中南の風」であっても、実際には、朝から無風又は南風がソヨソヨ吹き続ける状況となります。

 また、深夜0〜2時をすぎても北風に変わる事が無く、早朝4時頃まで南風がソヨソヨ吹き続け、5〜6時頃に一旦無風になり、再び南風が吹き続ける気象状況が続きます。

 では、なぜ南風が吹き続けると良い天候が続いてもニゴリが発生しないのでしょうか?
 ニゴリはプランクトンなのだから光合成で増殖するはずなのに?


 私の経験では、昔は深夜0時をすぎた頃より気温が下がり、肌に感じる風が冷たく感じました。
 また、早朝の気温も低く、夏場でもヒンヤリした心地よい感触を肌に感じました。

 しかし、近年はこのヒンヤリした感触が無くなり、ナマヌルイ空気が水面を漂っているような感じがします。


 NHKの話しでは、近年、「都心温暖化現象」が問題になっているそうです。
 また、海水を冷却水として使用する「工場・電力発電所・下水処理場」などの施設から、「温海水・温排水」が海に流され続けており、海水温の上昇の要因になっているそうです。

 問題の地域は東京都心から横浜にかけての範囲で、このままでは都心の気温が上がり続ける危険性がある為、自然界に与える影響を懸念する学者さんがいるそうです。

 話しによると、この「都心温暖化現象」の問題で、夜になっても地上の気温が下がらず、南風が吹き続けるそうです。
 また、南風が吹き続ける関係で、都心の気温が下がらない事が問題になっているそうです。


 通常、風は気圧の高い方から気圧の低い方に向かって吹きます。
 表現を変えると、冷たい空気は暖かい空気ののある方向へ流れていきますので、この気温の違いが風を発生させます。

 なので、夜間になっても都心の気温が下がらない事から、南風が吹き続けるのだと思います。

 では、なぜ、一定方向からの風向きが続くとニゴリが発生しないのでしょうか?
 私は学者ではないので、その理由はわかりません。(^o^)

 私の予想では、昼間太陽光で暖められた海水の温度が、夜間に冷たい北風が吹き、一時的に冷やされる事が重要なのではないかと思っています。
 「だから?」と言われてもムムム・・・。 


 今まで、我々黒鯛師が望む「良いニゴリ」が海水面を覆うには、夜間、北風が吹き、昼間、晴天&南風が吹く事を神様にお願いするしかありませんでした。

 しかし、現在では都心温暖化の問題が風向きに影響していることが判っていますので、我々が温暖化を防止する努力をすれば北風が吹く様になるそうです。

 なので、冷房を控えたり、車のアイドリング防止運動・電気機器から発生する熱を抑える為の「待機電力削減運動?」など、我々が努力しなければならない事が一杯あります。
 でも、冷房大好きの私には貢献する自信がありません。(~_~;)



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2.風について

 当船が行う船からの落し込み釣りでは、風の向きと前日までの魚の入り具合を参考に、攻めるポイントを選びます。
 この為、風の向きや強さによっては、狙う事のできないポイントが出てきます。

 ホームグラウンドである大井〜葛西の場合、北風は陸方向からの風なので、海は釣りがしやすいナギの状態となります。
 逆に南風は沖方向からの風なので、海が波立つ状態となります。

 いずれの風も、風速8mを超えると釣りずらくなりますので、狙えるポイントが制限されてしまいます。
 但し、ポイントによっては、風が出て海面がバチャバチャしだすと食いが良くなる場所もありますので、絶望的とは言えない部分があります。


 当船が行う釣り方で問題になるのは、沖方向から吹く南風です。
 この風が吹くと、狙いたい場所へ船を流す事ができず、攻めたくても攻められない状況が発生しますので、必然的に釣果が悪くなります。

 今までの経験から、南風が朝から吹く予想の場合、どの程度の釣果が得られるか予想が出来ますので、ご予約頂いたお客様には予想できる釣果を説明し、出船するか中止するかの判断をして頂いております。


3.潮位について

 当船が行う釣り方の場合、潮位による釣果の違いはありません。
 但し、夏場の高水温でカラス貝が死滅した場合は、潮位が高い時の釣果が良いように感じます。


 私のホームグラウンド場合、普段から余り潮が動かない場所です。
 また、大潮回り・小潮回りによる、流れるスピードの違いは殆どありません。
 実際には、風の影響により、海面付近を流れる潮の方向がが変わりますので釣果に影響が出ます。

 もちろん、上潮・下げ潮共に正規に流れる方向はありますが、風向きが悪いと正規方向に流れなかったりしますので、当日、潮の流れにより良い釣果に恵まれるかは運しだとなります。


 大潮・小潮についても、釣果に余り関係ありませが、強いて申し上げると、『風の向きは北東』、『風速は5m以下』、『大潮・中潮が有利』となります。

 ちなみに、良い釣果に恵まれる時は、正規の方向に潮が流れる時です。
 この条件に恵まれるかは運しだいです。

 ポイントによっては、上潮・下げ潮の動きによって釣果が良くなる場所があります。
 どちらが有利か説明したいのですが、狙うポイントの魚の入り具合で釣果が左右されるので断定することができません。

 また、潮止まりの時間帯でも、多少食いが悪くなりますが、問題無く釣れますのでご安心下さい。
 この件に関する詳細は、マリンエンジェルボード内、項目、【潮の動きによる魚の活性に付いて】を参照してください。