漁師生活の中で、薄暗くなる夕マズメから、夜間(ナイトゲーム)にかけてシーバスを狙って出た結論は下記の答えでした。

 ◎夕マズメは食いが良い時が多いが、午後から吹く『沖方向からの南風の影響』で釣りにならないことが多い。

 ◎夜釣りは、魚のサイズが小さく、釣果が安定しない。

 ◎入れ食いとなり爆釣することも多いが、狙うポイントに魚が入っていないとボーズになる可能性が高い。
   よって、トータル的に考えると儲からないので、釣れる条件が揃わない限り止めた方が良い。


 ホームグラウンドの東京港(湾奥)周辺は、ナイトゲームで釣れる確立の高いポイントが、ある程度限られていますので、このポイントに魚が入っていなかったり、潮の流れや風向きの関係で釣れる条件が揃わないと、お遊び程度にしか釣れない状況になります。

 また、他のシーバス狙いのボートが『先にチェック』した場所は、魚が警戒している関係でヒット率が悪くなります。

 このポイントの問題を解決するには、川崎・横浜・千葉方面への移動がベストなのですが、移動する時間の問題があるので、遠征するかは状況しだいとなります。


目次
 1.夜間(ナイトゲーム)、釣果が悪い理由
 2.釣り方紹介
 3.釣れる魚のサイズと数
 4.ナイトゲームとデイトゲームの比較
 5.使用するルアー
 6.夜光虫の問題





1.夜間(ナイトゲーム)、釣果が悪い理由
 東京港の場合、『潮通しが良く小魚集りやすい通り道』に、街灯などの灯りの有るシーバース(大型船が停泊するバース)等のストラクチャーが少ないことが、釣果の悪い要因となっています。

 また、5月から10月中旬までの期間、昼12時〜深夜0時頃まで吹く南風(沖方向)の影響で、狙うことのできない場所がでてきたり、潮の流れる向きが変わるなど、釣れなくなる要因が重なることがその原因でもあります。

 この関係で、『昼間は釣れるが夜間は数が釣れない』との状況となり、夜間は川崎・横浜・千葉方面のように安定した釣果を得ることができません。

 普段から比較的良く釣れるポイントは、魚の群れが入ると『入れ食い状態』になりますが、潮の流れる方向や風の向きにより釣果が左右されますので、ギャンブル性の高い釣りとなります。


2.釣り方紹介
 ナイトゲームで狙うポイントはある程度限られており、この場所には街灯の明かりがある関係から、灯りの下や灯り周辺のストラクチャーを狙う釣り方となります。

 このポイントに魚が入っていればルアーに反応があるので楽しい釣りができ、大きな群れが入っている場合は入れ食いになる事もあります。
 
 逆に魚が入っていない時にはルアーへの反応が少なくなり、10回キャストして1回バイトがある場合もあれば、全く反応がない事もあります。

 当船では日頃から釣れる可能性の高いポイントを狙いながら、魚の入りが良い場所を探し走り回ります。
 イメージ的には、
 ポイントAをチェック⇒ 20〜40回程度キャストして反応がなければ大移動
 ポイントBをチェック⇒ 20〜40回程度キャストして反応がなければ大移動
 ポイントCをチェック⇒
  10回キャストして1,2回ルアーにバイトがあった場合は、少し粘り、魚の入り具合をチェックする。
 このポイントでしばらく粘るべきか、見切りを付け移動するべきか検討する。
 状況がイマイチの場合は、次のポイントで楽しい釣りができる事を祈りつつ大移動する。

 このように、当船では一つのポイントで粘る釣りはせず、大移動を繰り返し、魚の入りが良いポイントを探し回る釣り方となります。
 この為、日頃から一箇所で粘る釣り方を好まれる方には向かないと思います。

 しかし、大移動を繰り返しても良い釣果に恵まれないことは良くあります。
 その場合は、下記に記載したストラクチャー狙いの釣りに切り変えるしかありません。


★ナイトゲームにおけるストラクチャー狙いの釣りについて
 東京港の楽しみ方は、レインボーブリッジや東京タワーなど、大都会の夜景を楽しみながら、自分の好きな釣りに没頭しテクニックを磨くことです。

 一般的な釣りのスタイルは、一箇所のストラクチャー(障害物)で1匹づつ魚を拾って行く形です。

 このスタイルは、入れ食い状態の釣りとは異なり、ある程度ポイントへの正確なキャスティングが要求されます。
 また、ルアーの種類やアクションなどで釣果に差が出ますので、大変勉強になると思います。

 当船に乗船される方の殆どは、普段『岸から』シーバスを狙っている方だと思います。
 船に乗る事により、一般的なストラクチャ−は、夜間どの場所が『最もヒット率が高いのか?』を勉強するのには、最高の教育材料になると思います。

 この勉強は、自分が船中の『トップ』になること、『ブービー』になること共に大切です。
 湾奥の魚は正直ですので、自分の悪いところを厳しく指摘してくれますよ!(^o^)

 趣味の時間として、東京湾の素晴らしい夜景を見ながら、何匹かの魚と戯れるのには最高に楽しい一時となりますので、皆さんに、この素晴らしい感動を是非味わって頂きたいと思っております。

 しかし、ナイトゲームでの釣果はデイゲーム以上に運が左右しますので、魚が釣れない時は、皆さんから「ヘタクソな船頭だな〜」と指摘されることが多々あると思います。
 お詫びは芝浦周辺の100万ドルの夜景でご勘弁下さい。(^o^)


3.釣れる魚のサイズと数 
 釣れる魚のサイズは、昼の釣りに比べると小さめです。
 理由は全く分かりませんが、40cm前後のセイゴクラスが多い事に驚きます。

 入る魚の群れによりサイズは異なりますが、平均サイズは35〜55cmと幅があります。
 尚、夜間は70cmを超える魚は余り釣れません。

 釣れる数については、デイゲームのように、条件が良い場合は何匹、悪い場合は何匹と申し上げられないのが本音です。
 魚の付きやすい場所がある程度限られている関係で、当日、その場所に魚が付いて居るか・居ないかで釣果が変動します。

 魚が付いている時は、楽しい釣りができますが、付いていない場合はノーバイトの連続になります。
 なので、釣果は運が左右するギャンブル性の高い釣りとなります。

 まあ、毎晩のように出船していればおおよその釣果はわかりますので、その時期になってみないと、どの程度釣れるかはわかりません。

 ご予約をされた方は、2,3日前にお電話頂ければ状況についてお話しできます。
 状況が悪い場合はキャンセル(料金無料)が可能ですのでご安心ください。


4.ナイトゲームとデイトゲームの比較
 ナイトゲームでは運が良ければ『入れ食いによる爆釣』に遭遇する事がありますが、年間のデイとナイトの釣果を『平均』して比べると、『ナイトゲームは極端に釣果が悪い』との結論になります。

 その理由は、毎回の釣行で、釣れる可能性の高い本命のポイントが、必ずしも釣れると限らないからです。

 営業期間である時期に、本命ポイントの釣果を平均すると、『釣れる可能性より、釣れない可能性の方が高い』集計結果になります。
 表現を変えると、デイゲーム=『安定した釣果』に対し、ナイトゲーム=『安定しない釣果』となります。

 もちろん、魚の群れが入った時は、ワンキャスト・ワンヒットするような条件に出くわすことがありますので、この場所を探すのは、私の行動力しかありません。



6.使用するルアー
 種類は皆様のお好きな商品でOKです。
 サイズは、7,9cmがあれば大丈夫です。

 ナイトゲームの場合、どの種類のルアーが良い結果がでるのか分かりませんので、頻繁なルアーチェンジが必要です。
 まあ、普段から実績のある『お気に入りのルアー・一本勝負』でもOKです。(~o~)


 私は9cmのミノーをメインで使用しています。
 理由は、狙う魚のサイズの問題で、セイゴクラスはなるべく釣りたくない事と、フッコクラスを確実にキープするためです。
 尚、7cmは魚のサイズを確認する為、時々使う程度です。 

 バイブレーションを使用する方は、ラトル無しのサイレントタイプをお勧めしています。
 ちなみに、魚が釣れている条件で一時的に食いが悪くなった場合、バイブレーション系の商品に変え、少し深い場所を探ると良い結果が出る場合もあります。


7.夜光虫の問題
 いつもも悩むのが夜光虫の問題です。
 良い対策は正直申し上げてわかりません。

 実際に小魚が水面を泳いでいる様子を観察していると、夜光虫の波紋を出しながら泳いでいます。
 ルアーの場合も、リトリーブしている時、同じように夜光虫の波紋を出していますので、小魚の泳ぎかたとの違いはありません。

 但し、ラインの部分が光るのが大変気になります。
 この為、昔はフローティングのルアーばかり使用していたことがあります。
 また、逆にバイブレーションで深く潜らせてみたこともあります。

 結果は、どの方法が良いのか全く分かりませんでした。(~_~;)

 シーバスが良い感じで釣れている時は、不思議と夜光虫がルアーの位置をアピールする『良い働き』をするように思えるのですが、釣れない時には、ラインの部分が光る事で魚を警戒させているように感じます。

 よって、対策は無いので深く考えるのを止めました。
 答えになりませんね! すいません。(^o^)



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