この項目では、当船で行う釣り方による、『釣れる条件・釣れない条件』についてまとめてみました。


目次
 1.海水のニゴリ具合による釣果の違い
 2.風向きによる問題
 3.突然釣れなくなる現象
 4.潮位による問題
 5.海水のニゴリ具合による魚の活性について
 6.水温の問題





1.海水のニゴリ具合による釣果の違い

■デイゲーム
 デイゲームのシーバス狙いは、茶色くニゴリのある条件が『最高の条件』となり良く釣れます。
 ニゴリの薄い条件でも釣れますが釣果は悪くなります。

 表現を変えると、『ニゴリのある場合は良い条件』、『ニゴリが薄い場合は余り良くない条件』となります。
 まあ、海水のニゴリが薄い場合の釣果は悪くなりますが、魚の捕食シーンが良く見えますので良い勉強になります。

 大雨後の雨ニゴリ(白色・真水)の場合、釣果に殆ど影響ありませんが、大釣りの可能性を秘めていますので多いに期待できます。

 但し、雨が降る以前に発生する茶色いニゴリが薄かった場合は、表層に浮く川ニゴリの『真水部分と海水』が日を追う毎に交じり合い、水温低下と共に海水の茶色いニゴリを消す働きをする場合があります。

 この場合、急に釣れなくなる事がありますが、雨が降ってから何日後に問題が発生するかわかりませんので、釣果は運しだとなります。
 また、雨ニゴリの場合、川からのゴミが一緒に流れて来ますので、風向きによっては釣りのしにくいポイントが出てきます。


ニゴリの濃度による釣果の違いについて  [平均サイズ50〜65cmと考えた場合]
◆ニゴリが良い場合 少なくて20匹 普通で30〜50匹 食いが良い状態で50〜70匹 
 ニゴリの良い条件では、水面から2,3cm下の状態までしか見えません。

◆ニゴリが薄い場合  5〜15匹と、かなり釣果が悪くなりますので注意が必要です 。

◇10cm下が薄っすらと見える条件 → 良い条件と変わりません。

◇50cm下が薄っすらと見える条件 → 良い条件に比べ1,2割程度、釣果が悪くなります。
 
◇1m下が薄っすらと見える条件 → 良い条件に比べ3,4割程度、釣果が悪くなります。

◇3m下まで見える条件 → 良い条件に比べ7,8割程度釣果が悪くなります。


 平均的な釣果は上記に示した通りですが、実際はこの数に魚をバラシた数とバイトの際に発生する乗りそこないのコンがプラスされますので、トータルで考えるとこの数字の2倍以上のバイトがある計算になります。

 以上の理由から、バラシや乗りそこないが少なければ少ないほど、キャッチできる魚の数が増える計算となります。


■ナイトゲーム
 ナイトゲームの場合は、海水のニゴリによる釣果の違いは無く『運しだい』となります。

 但し、茶色いニゴリがある状況では夜光虫がとても気になり、ニゴリが薄い条件では夜光虫が少なくなりますので、ニゴリの条件が薄い方が気分的に釣りやすいです。

 しかし、夜光虫がギラギラしている条件で何度も良い釣りをしていると、不思議と気にならなくなります。




2.風向きによる問題
 風の向きと強さによって、釣りが可能な場所が制限されますので注意が必要です。
 逆に、風が無く、海が穏やかな時は全ての場所を狙うことができますので最高の条件となります。

 一番釣りがしやすい条件は、『北日中南の風』です。
 この風は『朝から北風』が吹き、『お昼頃から南風』に変わる風向きです。

 北風は『陸風』ですので、海は釣りがしやすい『ナギの状態』となります。
 南風は『沖方向』からの風ですので、風速が5mを超えると海上が『波立つ状態』となり、徐々に釣りづらくなります。

 どちらの風向きも風速が6mを超えると釣りづらくなり、風速8mを超えると更に釣りづらくなります。
 この関係で、波が比較的穏やかな場所や、風裏などを狙うケースが多くなりますので、本命のポイントを攻める事ができなくなる危険性が高くなります。

 但し、場所によっては、風が出て海面がバチャバチャしだすと食いが良くなる場所もありますので、当日、魚の群れが入っている場所を長時間攻める事ができるかは『風向きと強さ』しだいとなります。


参考:南風について
 東京港の場合は、5月中旬〜10月中旬頃までの期間、午後12時〜深夜0時にかけて、『雨・曇り・低気圧の接近の日以外』は、9割程度の確率で『南風』が吹きますので、釣行当日は朝から出船し、13〜14時に沖上がりするのが良い方法です。


3.突然釣れなくなる現象
 夏場のデイゲームの釣りにおいて、日によってルアーを追わない日があります。

 この内容は、項目【デイゲームの釣り方】で記載しましたが、魚は居るのですがルアーに積極的にアタックして来ない現象が何日も続く時があります。
 対策としては、ルアーの大きさを7cmに変えると良い結果がでる場合もありますが、一番良い対策は、エサ釣りに変えることです。

 ルアー命の方にとっては納得できない回答ですね!(^o^)
 この現象は2,3日続く場合があります。


 毎年8月のデイゲームはルアーへの反応が悪くなります。
 近年は異常気象により海水のニゴリが発生せず、海水温がそれほど上昇しなかった関係で、悪影響は出なかったように感じます。
 とは言え、エサ釣りでの釣行ばかりでしたので適当な想像ですけど・・・。(^o^)

 例年では、他の時期に比べ釣果が3〜5割減少します。
 理由は分かりませんが、夏バテのせいかも?
 しかしナイトゲームでは、不思議と他の時期と釣果の違いはありません。
 へんなの?


4.潮位による問題
 この問題は、デイゲームとナイトゲームで回答が変わります。
 また、私のホームグラウンド場合、普段から余り潮が動かない場所のため、風の影響により表層を流れる潮の向きが変わります。

 この風向きが、潮の流れを『正規方向に動かすか・逆方向へ動かすか・全く動かない状態にさせるか』を決定させる働きがあります。
 この事から、当日『潮が動くか・動かないか』の現状は、全て風が主導権を握っている事になります。


■デイゲーム
 釣果は、潮位の関係や潮の流れる向きなどに影響されません。
 今までの経験と勘で攻める場所を決定します。

 大潮・小潮についても釣果に関係ありませが、強いて申し上げると、 『風の向きは北東』、『風速は5m以下』、『大潮・中潮が有利』となります。
 また、昼の場合は、潮止まりの状態でも多少食いが悪くなりますが、問題無く釣れますのでご安心ください。


■ナイトゲーム
 基本的に潮が動かないと釣れません。
 ナイトゲームでは、普段から比較的潮通しの良い場所がポイントとなる関係で、ガンガン流れとなる『大潮』以外が良いように感じます。

 とは言っても、干満の差が小さい小潮回りでも潮がガンガンに流れる事が良くありますし、大潮回りでもトロトロと流れる最高の条件が長時間続く事もありますので、当日、最高の条件に恵まれるかは『運しだい』となります。

□良い釣果に恵まれる時は、正規の方向に潮が流れる時ですが、この条件に恵まれるかは運しだいです。

□表層を流れる潮の向きで、『釣れる・釣れない』の差が出るポイントが多く存在します。 

□『下げ潮&北風』が有利なポイントが多く存在します。

□上げ潮・下げ潮の動く向きによって釣果が変動する場所があります。



5.海水のニゴリ具合による魚の活性について

 ニゴリの問題で釣果が左右する要因には理由があります。  
 しかし釣り仲間の間では、魚の活性を上げる要因は下記のどれかだろうと話している程度で正確な事はわかりません。

 ニゴリの発生要因は、太陽光による光合成で茶色い色をしたプランクトンが増殖することで、水面付近が茶色く変色します。
 ニゴリは表層付近を漂い、風の影響でアチコチに流されてゆきます。

 ニゴリの幅は表層の1mmぐらいの幅から、水深1.5mぐらいまでの幅まで様々です。
 また、ニゴリの部分の水温は高く、その下の海水は冷たく感じるほどハッキリした水温の違いがあります。

 NHKの番組では、表層を漂う以外に底周辺を漂うニゴリ(プランクトン)もあるそうですが、実際にこの目で見たことが無いのでその詳細はわかりません。


■プランクトン(ニゴリ)のカーテンが人間の姿を隠すのでシーバスの警戒心が薄れる? 

□同様に、ニゴリのカーテンがルアーを見にくくさせるので、本物の小魚と錯覚する可能性が高くなるのでは?

□同様に、ニゴリのカーテンあるお陰で、カニ・エビ・小魚などの獲物を、シーバスが捕食しやすい条件となるのでは?
 →シーバスが小魚に接近した場合、スミスミの海では天敵が近づいた事を早めに察知できる小魚も、ニゴリのカーテンがあると敵の接近に気づくのが遅れ、逃げるタイミングが一瞬遅れるのではないか?
 →で、シーバスは小魚の捕食に成功する確立が上がるので、水面付近での活性が上がるのでは?


 私はこの関係が一番の要因と思っています。

 ニゴリが薄い時に感じるのですが、シーバスはとても目が良く、10m以上離れている船の上にいる私達を発見し警戒します。
 また小魚ちゃんも、ニゴリが薄い条件では視界が広がると思いますので、シーバスの接近に警戒し、早めに逃げる行動に移れると思います。

 以上の理由により、ニゴリのある条件では、表層付近にいる全ての生き物の視覚が見えにくい状態となるので、シーバスにとっては獲物を捕食しやすい条件になるのだと思います。

 ちなみに、雨ニゴリの白色(真水)でもシーバスの活性が高くなります。
 人間の姿が見にくいからかなのかは不明です。

■プランクトン(ニゴリ)のカーテンが、小魚・カニ・エビなどの警戒心を薄れさせ、水面付近で活発に行動するようになる。

 この事から、シーバスはゴハンとなる獲物を表層付近で捕食しやすい条件となるのではないか?
 →で、我々はルアーで釣りやすくなるのでは?

 この件は、ニゴリが濃くなると水面付近を泳ぐ小魚とエビの数が極端に増えるので、ニゴリが小魚とエビの活性を上げる要因であることは確かです。

 しかし、小魚・カニ・エビの活性を上げる要因が、プランクトンというゴハンの関係なのか、水温上昇によるものなのか、ニゴリのカーテンによる警戒心の関係なのかわかりません。

 ちなみに、雨ニゴリの白ニゴリ(真水)では、表層を泳ぐ小魚やエビの姿が見えなくなります。



 考え方は他にも色々ありますが正しい回答はわかりません。

 私は、シーバスの捕食行動を考えた場合、海のニゴリがシーバス自信の姿を見えにくくする働きがあるので、『小魚・カニ・エビなどを捕食する行動が楽になるのではないか?』と考えています。 

 また、ニゴリが無いスミスミの海だと、自分の姿を隠すカーテン(ニゴリ)が無い関係で獲物を捕食しずらくなるのだと思うのです。
 捕食しずらい = 獲物に接近した段階で気付かれるので逃げられる。

 まあ、最終的にはシーちゃん言葉を勉強し、話ができるようにならなければ、想像の域をでることはできない内容ですね! (^o^)


6.水温の問題
 表層の海水温が下がると、なぜ表層付近でシーバスが釣れなくなるのでしょうか?
 正式な理由は未だにわかりませんが、私の経験では下記の内容となり、この答えはデイゲームとナイトゲームで異なります。


■デイゲーム

□表層の水温が下がると、表層付近を泳ぐ小魚(ベイト)が極端に少なくなります。
 必然的に、表層にエサとなる小魚(ベイト)がいないので、シーバスは中層から底付近に遊泳層を変えるので釣れなくなるのだと思っています。

 面白い事に、ルアーでの食いが悪くなると、漁師の底引き網でシーバスが大量に取れるようになります。
 なので、海水の透明度の高い綺麗な海に変身すると、ミノープラグでシーバスが釣れにくくなります。

□ニゴリの濃度による海水温の変化
 海水温の変化は暖かい季節でもニゴリの濃度で変化します。

 海水のニゴリがあるとカタクチイワシ・サッパ・コノシロ・エビ類が水面付近を泳ぎ回るのですが、このニゴリが薄くなり海水温が下がるとこの小魚&エビが姿を消します。

 イメージ的には、「2,3日前まで見えていた大量の小魚はどこえ行ったんだろう?」って感じになります。
 そして、再びニゴリが発生すると、そのニゴリと共に、再び小魚が水面付近でにぎやかに騒ぎ出します。


 姿を消す要因は、ニゴリの問題なのか海水温の関係かなのか定かではありません。
 ニゴリはプランクトンが茶色く変色した物ですので、表現を変えると小魚のゴハンです。

 水面付近を泳ぐカタクチイワシやサッパの群れを見ると、口を大きく開け、パクパクしながら泳ぐ姿を時々見かけますので、ニゴリ(プランクトン)は小魚には美味しいゴハンなのかも知れませんね!


 ニゴリは水面付近に漂っているだけですので、風向きによっては沖に押され、ニゴリが消えた場所からは、スミスミの綺麗な海水が顔を出します。
 実際に測ったことはありませんが、ニゴリのある部分の水温は、スミスミの場所に比べ水温が高いことが判っています。

 例えば、500m離れた場所に、「ニゴリのある場所と無い場所」があると考えてください。
 この時、水中に手を入れると、ニゴリのある場所は暖かいと感じますが、ニゴリの無い場所では冷たく感じます。


 現段階では、なぜ小魚が水面付近から姿を消すのか判りません。
 →エサとなるプランクトンがなくなるから姿を消すのか?
 →海水温が下がるので姿を消すのか?
 →それとも、天敵であるシーバスから身を隠す為に、茶色いニゴリで発見されにくい水面付近を泳いでいるからなのか?


 では、水面から姿を消した数多くの小魚はどこに行ったのでしょうか?
 水面下3mくらいの場所にいるのならある程度見えそうな気がしますが、実際には全く見えないのです。
 と言う事は、中層から底付近に移動したのでしょうか?

□シーバスの遊泳層
 表層付近の水温が低いと、シーバスは中層から底付近に移動するのは間違いのない事実ですが、ヤルキのあるシーバスは表層付近で小魚を求め捕食行動をとりますので、水温が魚の活性にどの程度影響しているのか不明です。

 →人間同様に生活しやすい気温があるのか?

 →TVを見ていると水温が1度下がっただけで魚の活性が悪くなると言います。
  この件は、自分で水温を計り情報収集したことのない内容ですので良くわかりません。
 
 →小魚が表層付近に現れた場合は、中層〜底付近に居たシーバスが表層に浮いてくるから釣れるのか? 
  
 →ニゴリのない条件では、ファーストキャスト目で釣れる確立より、セカンドキャスト・サードキャスト目で釣れる確率が高くなります。
  この現象は、中層〜底付近に居たシーバスが小魚の行動を確認し、表層に浮いてくるからなのか?

 →毎年10月中旬頃から春先に掛けて、シーバスが底付近に集る関係で漁師の底引き網で大量に取れ出します。
 
 →逆にニゴリがあり表層の水温が高いと、水面下4m付近の水深で生息するシーバスの数が多くなるようで、漁師の底引き網による漁獲高は減り、表層付近を狙う巻網(アグリ)での漁獲高が急激に増えます。




■ナイトゲーム
 デイゲームでは海水がスミスミで絶望的な条件でも、ナイトゲームのポイントでは良い感じで釣れ続く事があります。
 その理由は全くわかりません。

 →比較的明るい場所では小魚の姿を時々見かける。 ⇒ なぜ?

 →小魚を狙い水面でハネがでる。 ⇒ なぜ?

 →小魚を狙い表層付近でシーバスが釣れる。 ⇒ 小魚を追い水面付近での捕食行動が活発になるから釣れるのか?

 まあ、いつの日かキチガイルアーマンがその真相を明らかにしてくれるでしょうから、深くは考えず待つ事にしましょう。(^o^)





最後に
 釣果を左右するのは、私とお越しになったお客様の『運しだい』です。
 日頃から、大自然の恵みに感謝する気持ちを忘れず生活していれば、皆さまにも幸運が訪れるかもしれません。

 私は宗教など信じない人間ですが、魚が釣れない時は「神様、どうか私にお恵みを!」と言葉がでます。(^o^)

 逆に入れ食い状態の時は、「海の神様、この潮の流るスピードと向きをしばらく変えないでください!」、「風の神様、あと1時間この風をキープして下さい!」など船の上で騒いでいます。(^。^)
 
 ご予約された方へは、前日の最終打ち合わせの際、海の状況についてご報告致します。 
 状況が悪ければキャンセル(手数料不要)も可能です。