【自己紹介】


 皆さん、はじめまして、田村と申します。
 私のサイトにご訪問頂き、ありがとうございます。

 現在の仕事は『一本釣りの漁師』です。
 網による捕獲は一切せず、竿による一本釣りにこだわり生活しています。

 東京湾・東京港(通称、湾奥)には、シーバスや黒鯛が多く生息し、いつも楽しませてくれます。
 漁師の仕事をはじめた当初は、シーバスや黒鯛共に良い釣果を出していたのですが、川崎・木更津間の東京湾横断橋の工事がはじまった頃より、湾奥へ入ってくる魚の数が約1/4程度に減てしまいました。

 また、近年の不景気で収入源であるスズキの価格が大暴落。
 現在の状態では生活が苦しいので、本業の漁師と兼業で、2001年から釣り船(福の神丸)を始める事となりました。


 釣り船の仕事では、皆様が普段体験することができない、『素晴らしい思い出と夢』を作るお手伝いをしたいと思っております。
 是非、当船に遊びにいらして下さい。



 実は、昔からこの仕事で生活していたのではありません。
 趣味の釣り好きがこうじ、平成3年に脱サラし、漁師に転職した大馬鹿者です。
 それも、なんと将来の安定収入を約束されている、一流企業のNEC日本電気鰍辞めてしまったのです。(^o^)

 友人は私の事を、
 「人生を捨てたバカなヤツ!」
 「魚の病気に犯されている!」
 「どうしようもないキチガイだね!」などと、いつもバカにしています。(^o^)

                                    
 でも、釣り好きの皆さん、チョット考えて下さい!    
 こんな“夢”を思った事ありませんか?

 ○毎日、自分の好きな釣りを好きなだけ楽しめたらな〜。
 
 ○釣れた魚が売れれば、お金が手に入るので生活費に困らなくて済むよな〜。

 ○朝起きた時、サラリーマン時代は、「ア〜アッ、今日も仕事か・・・。」(-_-)
  でも、漁師になったら、「良し、今日もガンバルゾ!」にきっと変わるだろう。

 いかがですか?
 考えてた事あるでしょ?
 エッ? 無いですか! 
 ヤッパリ私は病気??? (~_~;)


 ちなみに、現実はと言うと、「今日も仕事か」と弱音を吐く日々が3割です。
 魚が釣れ続いている時は毎日楽しいのですが、釣れない時は地獄の日々が続きます。

 しかし、私は馬鹿が付くほどの釣り好き、1匹魚がヒットした瞬間この苦痛も吹き飛んでしまいます。(^o^)


 それともう一つ脱サラした理由があります。

 それは黒鯛の魅力に惹かれ、毎日あの『白銀に輝く美しい魚体を見ていたい』と言う気持ちが非常に強かったので、転職を決断できたのだと思います。
 しかし、仕事を始めてみると、メインの釣りはスズキ釣りとなってしまいました。

 理由は簡単!
 なんと、愛する黒鯛は、悲しい事に卸価格の安い魚だったのです。
 それに引き換え、スズキは黒鯛の2倍以上の卸価格で取引される高級魚でした。
 
 スズキ釣りは以前から、ルアーやエサで釣っていたので、それほど釣る為の苦労は無かったのですが、愛するクロちゃんとの別れは、さすがに寂しかったです。
 実際、『ルアー』でシーバスを狙うより『エサ釣り』が好きなのは、スズキと黒鯛を一緒に釣る事ができるからだと思います。(^o^)

 以上の内容がアホアホ人生を歩む要因となり、未だに道楽の道から抜け出せないでいます。
 お恥ずかしい!

 魚釣りという趣味の世界から抜け出し、念願の漁師になりましたが、「転職して良かった?」と聞かれると、未だに返す言葉を考えてしまいます。


 友人から良く言われるんです。
 「生活苦しいのでしょ?」
 「サラリーマンやってた方が良かったんじゃないの?」
 「まじめに新しい仕事探したら?」 

 「定職につけば、冬場にアルバイトしなくてすむのでしょ?」
 「趣味は趣味だから楽しいのであって、魚が釣れなければ、生活ができないとのプレッシャーから釣りをしていても面白くないだろう?」と・・・。

 その通りなのですが、私は常に前向きな人間。 ホントはアホ!(^o^)
 たった一度の人生なんだから、楽しくヤラナキャ損てね♪

 釣仲間は皆、ホントは私の事がうらやましのです。
 絶対そお、そおに決まっている! 多分ね?
 釣り仲間は皆、私より年上。
 可愛い弟(息子)をいつも心配してくれます。 感謝・感謝です。



 実際、転職を考え決断するまで約2年の歳月が過ぎました。

 安定収入を得られるサラリーマン生活を送るか、それとも毎日釣りをしていたいという「夢を実現させるべきか?」を悩み。

 結婚し子供を作り、「ごく普通の幸せな生活を送るべきか?」を悩み。

 平凡なサラリーマンとして働き、ホントに「一生を終わらせて良いのか?」と悩みました。

 「人生70年?、楽しく生きなきゃね!」と頭の中では思っているのですが、もし漁師になったとしても、年間を通しどの程度の収入が得られるか全くわかりませんでしたので、目先が全く見えない事による不安感から、脱サラする事を簡単には決断出来ませんでした。


 ある日、伊豆方面の磯に一人で出かけた帰り道、車のカセットテープで音楽を聴いていた。
 歌手は円広志(まどかひろし)、「飛んで飛んで・・・」を歌って大ヒットし、そのままどこかへ跳んでいっちゃった方。

 曲名は忘れましたが、聞いていた曲の中に、「俺は俺の道を歩んで行く、わがままと言われても!」と言う歌詞があったのです。
 結構良い曲で、何回も繰り返して聞いていたら、自分の心がササヤキました。


 「たった一度の人生なのだから“夢”に向ってチャレンジしてみよう」

 「大自然の恵みにを受け生活してみたい」

 「優しい海水の温もりを感じ、触れていたい」

 「海が好き・魚が好き・自然が好き」

 それに、
 「冬場、最高の時期にメジナを狙いに行ける♪」

 「黒鯛を狙い地方遠征したい♪」

 「愛するクロちゃん(黒鯛)を毎日釣っていたい♪」、と・・・・。


 まあ、最終的には黒鯛に恋しちゃったから決断できたのですがね! 
 なので、未だに独身貴族です。 (~_~;)


 以上が、釣キチガイの私が出した、『人生の一発勝負』を掛ける切っ掛けです。
 お恥ずかしい!(^o^)


 今考えると、『釣り人生を進もう!』と決断した場所が、伊豆半島の綺麗な海が見える最高のロケーションだった事が、キチガイ人生を歩む要因となったのかもしれないと思っています。


 自分が今まで歩んできた『釣り人生』を振り返った場合、友人関係に非常に恵まれている事に気付きます。
 また、今まで余り考えもしなかった、大自然の恵み素晴らしさに感動し、心から感謝する気持ちを持つようになりました。

 私の場合、不思議な事に釣りの腕前の上達と共に、新しい師匠と偶然出会い、技術の向上と共に、新しい分野への開拓に繋がった事は正に奇跡でした。


 あるマンガの本に、下記の文章が載っていました。
 「人は生まれながらにして、それぞれ天から役目を与えられている」
 「これが天命」
 「天命にそって歩む者は、必要な時期に必要な師に出会える」と・・・。

 私は宗教など全く信じない人間ですが、不思議な出会いが余りにも多いので、この『天命』により、釣り人生をこのまま進みなさいと神様に言われているようにしか思えないのです。

 現在、私の生きる場所は大好きな海しかないと思っています。



 最後に
 毎年海からは、魚以外に『アサリやワカメ等』の海産物の恵みを受けています。
 今までお金を出して手に入れたものが、今では『私の海』にあります。

 都会で忙しい生活をしていると、お金を出して商品を購入するのが当たり前の世の中になってしまいました。

 しかし、海に行けはこの海産物が手に入いるのです。
 もちろん、取る為の努力は必要ですがとても楽しいです。

 東京湾には多くの生き物が生息し、この時代に生き残る為、一生懸命生活しています。 そして、この自然に触れ生活していると、自分の人間性が変ったように思えるのです。

 最近では道端に咲く雑草や昆虫を見ると、「元気でがんばっているな!」と応援したくなります。
 この為、雑草やアリを足で踏みづらくなってしまいました。(^o^)
 人間変われば変わる物ですね!

 自然との触れ合いが、全ての方々の『人間性を変える力』を持っているのであれば、利益目的の為に自然を破壊する、政治家や役所の方々に『自然とのふれあい』を体験させてあげたいです。

 自然に対する考え方が変われば、これ以上自然を破壊しない形での護岸工事などが今まで以上に増えるかもしれません。
 

 私は魚に死を宣告するのが仕事ですが、常に自然に感謝する気持ちを忘れず、この貴重な自然の豊かさを後世に残して行きたいと思っております。

 自然の恵みについてコメントを書くと、エッセイ集などの単行本が一冊できるぐらいの膨大な文章となるので、この辺で控えさせて頂きます。

 これからも、この釣りの世界で多くの方々と出会い、共に楽しく歩んで行けます事、心より願っております。