【若い金髪女性のド○エモン】


 友人と共同で保有している大きな船(13人乗り)で真鯛を狙いに行ました。

 木更津沖を航行中、またしてもド○エモンを発見してしまったのです。
 操船してたのは視力抜群の私。

 その物体までの距離はかなりありましたが、人間の髪の毛と断定できるような物体でしたので間違いないと思いました。

 で、その物体の正体を確かめる為に船の方向を変える。

 徐々に近づくにつれ一緒に乗船している釣り仲間も、ド○エモンに間違いないと判断する。


 私が、「ド○エモンまで少し距離があるので、見なかった事にしてこのまま行こうよ!」と皆に話すと、
 釣り仲間が、
 「あの仏さん、霊感の強いお前に助けてくれとメッセイジを送っているんだよ!」
 「そうじゃなかったら、あんなに遠い場所の仏さん見つける訳ないだろう!」
 と言い出したのです。


 確かに、最初に発見した時の距離はかなりあったので釣り仲間の指示に従うことにしました。

 もちろん、「気持ち悪いからこのまま行こうよ!」との意見もありました。


 最終的には法律に従ったのです。
 その法律とは、「人命救助は船乗りの義務」だからです。
 で、仏さん救出に向かいました。


 船を減速して恐る恐る近付く。

 「可愛そうに女性だよ!」と船内に声が響く。


 ビクビクしながらも仏さんをマジマジと確認すると、髪の毛は長く金髪!

 白っぽい綺麗な肌。

 すらっと伸びた細くて綺麗な腕と手。

 スリムなボディ等々。

 ちょろりヨダレがでそうなナイスなボデイ。 タムさん不潔!(~_~;)


 で、「水上警察どうやって呼ぼうか?」と皆で相談。
 ペチャクチャ・ペチャクチャ・・・

 携帯電話の無い時代。(実際には、NTTから月々10万円以上で手に入れることができた)

 「岸まではかなり距離があるので、連絡しに行っている間に見つからなくなるかも?」

 「沈んじゃうと困るので浮きブイをロープで結んでおこうか?」

 「タムラ、おまえが発見したんだから、海に飛び込んで浮きブイを身体に結んでこい。」
 など、その意見はバラバラ。(^_^)

 しかし、この仏さん今まで見てきたド○エモンとは浮き方がチョット違います。

 普通は背中を丸めるオバケのポーズで浮いているのですが、この仏さんは顔を水中に向け、頭から腰まで均等に浮いているんです。 
 アレレ?
 
 浮いている姿がどうもオカシイので、「船に引き上げてみよう」と私が言うと全員反対!

 何だよ!、さっきまでの”助けてやろう”はどうしたのって感じで皆ビビッテいます。(~_~;)

 「でも、あの仏さんの浮き方絶対オカシイよ!」と、私が皆を説得!

 しかし、私以外に海でドザエモンを見た事があるのは師匠だけなので、そのオカシイ浮き方を皆 不自然とは思わないのです。


 いやいや困りました。

 師匠を説得×3回

 「確かに浮き方が変だな?」と言う事になり、やっと救出のGOサインがでました。
 ヤレヤレです。(^o^)

 で、ボートフックで引っ掛けるのはお前がやれと強制的に決められてしまいました。
 師匠が操船し船をUターンさせ、仏さんのギリギリに付け直します。


 で、私が仏さんをフックで引っ掛け、引き寄せようとした瞬間、
 ド○エモンがクルっと反転し、水面に顔を向けるスタイルとなってしまったのです。


 突然の反転で一同ビックリ! (゚o゚)

 この時の仏さんの顔は今でも目に焼き付いています。

 目をパッチリ開き口を大きく開けていました。

 それも日本人ではありません。

 どうやらアメリカ人のようです。

 で、身体の震えを押さえ良く良く見るとなんか変なのです。

 お化粧も落ちていないし、付けマツゲも取れていないし、顔が人間ぽくないし・・・。

 アレレ?

 「アッ、これはひょっとして、ダッチワイフってやつ?」と誰かが叫ぶ!

 ギャハッハハ! なんとお人形さんでした。(^o^)

 友人一同呆然!


 で、もちろん可愛そうなので、私が船の上に救出してあげました。(^。^)

 「おい、タムラそんなの早く捨てろよ!」

 「気持ちワリイナ〜!」

 と苦情が殺到した為、海に返してあげました。

 
 もちろん私は変態ですので、アソコをチェック+ちょろっとオッパイをモミモミしてあげました。(^o^)
 アハハハハ・・・

 ちなみに、アソコはちゃんと付いていましたが足がないんです。
 変なの?


 この文章を読んでいる方は思うはず。
 ボートフックで引っ掛けるまで、『人形だと気づかないものなのかな〜?』と・・・。

 この日の木更津沖は、海水のニゴリ具合が強く、まっ茶っ茶色だったのです。
 この為、1cm下が全く見えない状況でした。

 腰部分が水面に浮いていても1cm下が見えないので、足の無い人形とは思えなかったのです。
 もう少しニゴリが薄ければ、スグに人形だと判断できたんですがね〜。

 まあ、今思い起こすと良い思い出。 
 今どうしているかな〜? 人魚にでもなったかな〜?

 END